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貫前神社 修復工事見学会


ゆかりは古し 貫前神社

上毛かるたの「ゆ」でお馴染み上州一之宮 貫前神社
現在の社殿は1635年建造で、国指定重要文化財なのです。

その本殿と拝殿は、只今「平成の大修復」中。
工期は平成25年3月31日までとなっています。

昨年1月から始まった本殿の修復は、この夏に終了予定。
そこで修復工事の見学会が行われるというので
しっかり応募して行ってまいりました!


一回あたり20名で、一時間程度の見学が4回行われました。
工事現場ですから、もちろんヘルメット装着。
屋根の葺き替えは完了しており、
今回は主に彩色についての見学だそうです。わくわく。



まずは彩色方法について、親方の解説を受けました。

膠を溶かし、岩絵具を混ぜる。
色の濃さは、岩絵具の粒子の細かさで変化する。
そういった日本画の初歩的なことから、
原寸転写のフィルム、下地の層の様子、盛り上げなど
手で触れながら学ばせてもらいました。

金箔も「持って帰って酒に入れてもいいですよ」って(笑


金具は外して洗い、割れ等を修復して形状を整え
色付け、箔押し、漆焼付け等を施します。

しかし前回の修復から時間が経ちすぎて、
元がどうだったのかが一見わからないものもあります。


そして足場を上って、屋根のすぐ下の部分の彩色作業を見学!
休日出勤おつかれさまです!

貫前神社は彫刻が少なく、極彩色の文様が特徴。
上の竜なんてカッコいいですね。
何度も盛り上げて、浮き上がった形状になっています。
白く空いた部分には彫刻が入るんですって。

本殿は通常、離れた所からしか見えないので
これは貴重な体験です♪


これは原寸転写。旧彩色は落として一から塗り直しますが、
金具で隠れる部分には旧彩色を残すようにしているそうです。

彩色の作業工程は清掃から始まって、18工程~。

続きまして、屋根について職人さんから説明を受けました。


これが「桧皮葺(ひわだぶき)」の屋根です!

材料はヒノキの樹皮。とても薄いです。
この薄いのを重ねて重ねて重ねて重ねて・・・・
難しい曲線もこんなに美しく葺いてあります。惚れ惚れ。

薄くて大丈夫?と思いますが、一枚75cmの長さの皮を
1.2cmずつずらしてあるので、60枚以上重なっているそうです。


軒付はこんなに分厚いです。
下半分は全回の葺き替え時の物だそうで、色が違いますね。

大量の桧皮は立っている木から剥ぐそうで、
それは原皮師という職人さんのお仕事だそうです。
ぜひ調べてみて下さい。

え、昨年、葺き替え中の見学会もあったんですか。
今度は拝殿修復の機会に参加できたらいいなぁ。


続いて、職人さんに漆の説明を受けました。
漆自体は、見るだけでかぶれる方もいるのでココにはありません。

生漆の色はクリーム色で、鉄を加えると酸化して黒漆になるとか
刷毛は高価で、切り出しながら三代で使うとか
人毛(今は中国人)を使っているとか
油分と塩分があると乾きにくいとか・・・


こちらも普段は入れない場所です!塗りたてツルツル!

漆作業工程は、なんと29工程~。
その中で使用しているものを資料から見てみると、
漆、麦粉、麻布、木粉など当たり前ですが天然のものばかり。
それが逆に珍しい現代・・・

昔の日本人は、自然にある物と知恵と技術で
こんなにも素晴らしいものを作り出していたわけです。

伝統の技を引き継いでいくには、
今は神社仏閣の修復工事が頼りなんですよね・・・

こういった見学会を開くことは、とてもいいことだと思います。
参加して良かった♪♪

ちなみに本殿の内部は、和紙を貼るくらいで
ほとんど手をつけないそうです。
歴史的建造物は元のまま保存することが目的ですからね。
どうしても腐食・破損してしまう部分は徹底的にやります。


また来年もあると聞いたので、
これからもまめにチェックしましょ→貫前神社のブログ


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